5月になりました!
桜の時期もあっという間に終わりを告げ、深緑の広がる季節となりましたね!
新しい生活がはじまり、皆様も新生活に慣れるのに大変な時期かと思いますが、
今の時期は体調を崩しやすい方も多いですので、お身体にはご自愛されて
日々の生活も頑張られてくださいね!
何事もバランスが大切です。
さて、皆様は新渡戸稲造をご存知でしょうか?
いろいろと功績のある方ですが、パッと思い付くのはやはり5千円札ではないでしょうか。
しかし日本での彼の功績への知名度はやや薄いかもしれませんが、実は新渡戸稲造は海外で
ちょっとした有名な人なんです。
それは、彼が書き下ろした【武士道】という著書です。
新渡戸稲造の代表作とされる「武士道」は1899年(明治32年)、外国人に日本のことを理
解させたいという願いから、英語で出版されました。この本は英語圏だけにとどまらず、ドイ
ツ、ノルウェー、スペイン、ロシア、イタリア、ポーランドなどでも出版され、多くの言語に
翻訳されベストセラーとなったそうです。
この武士道の背景には、神道の自然崇拝や、運命に委ねるという仏教の感覚が流れているこ
とを明かし、「論語読みの論語知らず」といわれるのと同様に、武士道は「知識」を目的で
とするのではなく、「叡智獲得の手段」とし、武士道はただ実践のみを求め、知識が行動と
して現れる事で評価されると解説されております。
武士道を形作る「義」「勇」「仁」「惻隠の心」「礼」「誠」「名誉」「忠義」などの章に
分けてその意義を説いています。
そして、武士の教育や訓練、義務として課せられる忍耐や我慢、切腹や敵討(かたきうち)
の制度などを取り上げています。
近代以降の世界各国が認識する、日本人像「サムライ」に大きく影響を与えた1冊だと言われ
ています。
実は本日なぜこの歴史的話を挙げたのかと言いますと、現代の私たち日本人は自国のことを
あまりにも知らないまま外の国に出てしまっていると思ったからです。
海外へ出ると、「あぁ、私は日本人なのに、実は日本のこと何も知らないな」と思われる
方、実は多くいるんです。そして当方もその一人で、初めて海外留学をして学校に行った時、
ロシアの子に日本の政治(それも政党やその違いなども!!)を聞かれ答えられなかっ
たり(照)、日本の歴史を聞かれあまり知らなかったり(恥、汗)、カナダ人にこの新渡戸
稲造の武士道についてどう思うか聞かれ読んだこともなかったし、、、(大恥)
日本人でながら、自分の国に全く目を向けていなかった自分を恥じた日もどれだけあったこ
とか(笑)
その後帰国した当方は、出来る限り日本国内を旅行して、日本を自分の目で見てみました。
そして、世界から日本はどんな風に見られているのかなど、改めて自身のルーツを知り、そ
してそこから沢山の新しい学びもありました。
海外の人たちから見る日本。きっと皆様の新しい窓を開いてくれることだと思います。
そしてそんな時、単語を繋げてでも説明の出来る知識は、海外に出られる前に持っておかれ
ると会話のネタにもなるかと思います。
ネットでもとても簡単に海外の人から見た日本や、外国人が興味あるところなど検索が可能で
すので、お時間ある時にも是非
余談になりますが、この新渡戸稲造は晩年アメリカへ奥さん(アメリカ人)と渡り、カナダ
で倒れ亡くなっています。この時代に国際結婚していたところを取っても、実はとてもハイ
カラな偉人だったのかもしれませんね!
本日はいつもと趣向を変えまして、歴史を紐解きしてみました!何かのご参考になればと思います。