【ワクチンで光明がまた一筋】
6/8付本欄で、新型コロナウイルス・ワクチンによって
日常を取り戻しつつあるカリフォルニアの語学学校を取り上げました。
今回は、弊社社長のFB(7/2付)でも取り上げた、
7/1からのフィリピン入国に関するガイドラインを、
在フィリピン日本国大使館のWebサイトから
長くなりますが、引用します。
(1)7月1日から、フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置に関する
オムニバス・ガイドラインの規定に係わらず、渡航歴に関係なく、
フィリピンで完全な新型コロナウイルス・ワクチン接種を受けた全ての者の
フィリピンの空港/港からの海外渡航、及び海外でワクチン接種を受け、
フィリピン到着14日間前に「グリーン」国/管轄地域のみに滞在した者は、
以下のガイドラインに準拠するものとする。
(2)「グリーン」国/管轄地域は、フィリピン保健省(DOH)によって
以下のように疾病発生率が「低リスク」として分類された国/管轄区域とする。
(ア)10万人を超える人口の場合、発生率(人口10万人あたりの
過去28日間の累積新規症例)及び、新規症例の実績(過去28日間の
毎日の新規症例の傾向)。
(イ)人口が10万人未満の場合、技術諮問グループの規定に従って、
COVID-19の症例数(過去28日間の累積新規症例)と新しい症例の実績。
(3)以下の者は、完全に新型コロナウイルス・ワクチン接種を
受けたと見なされる。
(ア)ワクチンを2回接種した種類の場合、
2回目を接種してから2週間以上経過した者。
(イ)ワクチンを1回接種した種類の場合、
接種してから2週間以上経過した者。
(ウ)個人に投与されるワクチンは以下のいずれかを使用するものとする。
(i)フィリピン食品医薬品局によって発行された緊急使用許可、
もしくは特別許可が出ているワクチン。
(ii)世界保健機関(WHO)の緊急使用リスト。
(4)完全にワクチン接種を完了した者は、ワクチン接種の証拠として以下を携行する。
(ア)フィリピン国内で完全にワクチン接種を受けた者は、
フィリピン出国前に、情報通信技術局のワクチン接種記録を通じて
発行された証明書、または、ワクチン接種を実施した
地方自治政府保健担当官が発行した証明書。
(イ)フィリピン以外の国/管轄区域で完全にワクチン接種を受けた者は、
フィリピン海外労働局(POLO)を通じて検証されたワクチン接種の
公式文書を携行するか、国際予防接種証明書(イエローカード)を提示する必要がある。
(ウ)上記文書は、フィリピン入国する際に、これを検疫局(BOQ)に提示し、
空港の運輸省総合サービス(OSS)受付にて確認を受ける。
(5)渡航歴に関係なく、フィリピンで完全にワクチン接種を受けた全ての
再入国者、及び、海外でワクチン接種を受け、到着前14日間に
「グリーン」国/管轄区域のみに滞在した者は、到着日を初日として、
7日間の隔離施設における隔離を行う必要がある。
(6)上記の隔離期間中の7日間は、検疫官から厳格な監視を受ける。
その後、個人で症状の発症がないか、7日間の自己監視することが義務づけられる。
(7)7日間の隔離施設における隔離の対象となる全ての到着者は、
到着日を初日として、5日目にPCR検査を受けることとなる。
PCR検査で陰性の結果が出た場合、7日間の隔離施設での検疫を完了するが、
陽性であることが判明した場合、規定された隔離プロトコルに従わなければならない。
(8)7日間の隔離期間の完了後、検疫官は、
個人のワクチン接種状況を示す検疫証明書を発行する。
(9)上記の対象とならない完全にワクチン接種した全ての到着者は、
フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置に関するオムニバス・ガイドラインに
規定されている検査及び検疫プロトコルに準拠する。
在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれては、
感染予防に万全を期すとともに、コミュニティ隔離措置、感染状況、
医療事情、航空便、入国に係る規制(検査・検疫措置を含む。)等に
関する最新情報に引き続き注意してください。
【ガイドラインわかります?】
フィリピンは、弊社が最も得意とする語学留学・海外研修先のひとつ。
集中して英語を学べる渡航先としては非常にコストパフォーマンスが高いと、
自信をもっておすすめできる国でもあります。
日本の事情もあり、まだまだ気軽に渡航できる状況ではありませんが、
少しずつでもコロナで閉じ込められたところに光明がさしてきているようです。
ところで、前出のガイドライン。
最後まで目を通された方(いらっしゃるかな?)はおわかりでしょうけど、
失礼ながら、わかりやすいとは言えませんよね。
まあ、公的な文書にありがちですけど。
近い将来(と思いたい)、ワクチン接種を前提に
日本からも普通に留学・海外研修ができるようになったとき、
何をどうすればいいのか、このようなガイドラインをもとに
渡航希望者が対応するのは相当大変でしょう。
本来の目的ではない、イレギュラー(だけど大事)なことにまで
余計な労力を割かなくてもいいように、
相談に乗れて、力になれるところにも、
私たちのような留学エージェントの存在意義があります。
一日も早く、留学・海外研修希望者を全力サポートできる日々が
戻ってくることを願って……We shall overcome this pandemic.