お知らせ

2019年訪日客は前年比2.2%増、伸び率トップは東アジアではないあの国

【増加の勢い止まらず】

日本政府観光局(JNTO)が1月17日に発表した、
昨年(2019年)1年間の訪日外国人客数(推計値)は、
前年比2.2%増の3,188万2千人でした。
統計を取り始めた1964年以来最多となり、
韓国を除く19市場で過去最高を記録したそうです。

韓国からの訪日客は8月以降半減する状況が続いていますが、
中国や台湾、香港がさらに増えたのに加え、
ラグビーワールドカップのおかげで欧米豪も伸びました。

日本に来てくれている国・地域トップ5は以下の通りです。

1.中国_959.4万人(前年比伸び率14.5%、以下同)
2.韓国_558.5万人(-25.9%)
3.台湾_489.1万人(2.8%)
4.香港_229.1万人(3.8%)
5.米国_172.4万人(12.9%)

今年は言わずと知れた東京オリンピック・パラリンピック開催年。
そして来年5月にはワールドマスターズゲームズ2021関西
(武井壮さんが応援大使)があります。
ちなみにスポーツ市場では、毎年ビッグイベントがある2019年~2021年を、
「ゴールデンスポーツイヤーズ」と呼んでいるそうですね。

今年2020年は3,600万人に達するという声もある訪日外国人客。
勢いはますます強まりそうです。

ところで、伸び率が前年比27.0%と最も高かった国はどこだと思いますか?
ヒントは、ラグビー“強豪国連合”。

そう、答えは英国です。
ラグビーワールドカップ開催期間中の9月と10月に、
前年同月比で80%以上増え、年間でも初めて40万人を突破しました。

イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド(※)、
それぞれのサポーターが熱い応援を繰り広げましたよね。

そして、日本各地で各国の代表チームに示したおもてなしが賞賛されたことは、
国内だけでなく世界でも報道され、私もうれしく、誇らしくもありました。

ビッグイベントで初めて日本を訪れたという方も
たくさんいらっしゃることと思います。
これを機に、ますます日本を好きになって、
リピーターになってもらいたいですね。

※ラグビーアイルランド代表はアイルランドラグビー協会 (IRFU) によって組織されます。
IRFUはアイルランドが南北に分かれる以前からあったため、
英国を構成する北アイルランドと、アイルランド共和国から選手が選ばれます。

ウェールズラグビー協会が北九州市民に感謝を伝える新聞全面広告(写真は2019.11.2付毎日新聞)

ウェールズラグビー協会が北九州市民に感謝を伝える新聞全面広告(写真は2019.11.2付毎日新聞)

【外国人が日本の魅力を発掘】

一部ではオーバーツーリズム(観光公害)という負の側面もありますが、
訪日外国人の方々が、日本人も気づいていない場所などの魅力を
掘り起こしてくれているという事実もあります。
訪日外国人が地方の活性化に寄与している例も少なくありません。

旅の印象を大きく左右するのは現地の人との交流、であるなら、
本サイトをご覧いただいているみなさんは、
いい思い出づくりに十分貢献していただけるものと確信しております。

え、もうやってらっしゃる?
それは失礼いたしました(^^ゞ

――最後に、猛威をふるっている新型コロナウイルスによる肺炎が、
一刻も早く終息することを、心よりお祈り申し上げます。


【お詫びと訂正_2020年2月13日追記】

記事中で、2019年訪日外国人客数の前年比伸び率トップを英国(27.0%)としていますが、
正しくはベトナム(27.3%)で、英国は2番目です。
お詫びし、訂正させていただきます。

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