【赴任先の会議が英語学校に】
2019.1.9付日本経済新聞夕刊に、興味深い記事がありました。
みずほフィナンシャルグループ(FG)会長の佐藤康博さんが、
若い頃に英語と格闘した話です。
入行8年目、予想外のニューヨーク勤務を命じられたそうですが、
英語は大の苦手だったとのこと。
取引先を交えて毎日延々と続く打ち合せはもちろん英語。
高校以来3度留学している国際派の上司のもと、さっぱりわからない飛び交う英語を前に、
「自分だけが無視され、その場に居ないに等しい透明人間の気持ちを味わった」そうです。
転機は赴任3カ月後。
突然、英語が堪能な上司が米系金融機関に引き抜かれてしまいました。
そのときの様子を、ちょっと長くなりますがおもしろいので引用します。
――仕掛かり中の重要案件が山積していた。
弁護士や会計士、プロジェクトに参画する金融機関幹部や投資家……
みなが急きょ責任者になった私の顔をのぞきこむ。
「こいつに案件を理解させ、判断させないと話が進まない」
その日から会議は高級な英語学校と化す。
私の英語(らしきもの)をなんとか理解し自分達の言い分を分からせる。
高速道路を疾走するかのようだった会議は、トラクターの走る農道に転じた。――
当たり前と言えば当たり前でしょうけど、
メガバンクグループの会長になるような人でも、最初は苦労されるんですね。
3カ月後、突然佐藤さんは英語が聞き取れ、
自分の言いたいことが伝わりだしたとのこと。
「壁を越えた先にあったのは、なんとも広く豊かな世界であった」
【英語漬けならやっぱり留学】
ここでも、否が応でも英語を使わなければならない環境が、
英語を身につけるのに非常に有効なのがうかがえます。
確かにハードでもあるでしょうけど、そこはそれ、
何事も楽して安易にマスターはできません。
それなりの努力が必要です。
それで得られるものは、佐藤さんも述懐されている通りでしょう。
ただ、同じ努力をするなら、より効果的にやりたいもの。
英語漬け環境を強制的に自分に課す留学が、コスパ的にも一番お勧めです。
学校選びや授業の様子、日常生活の注意点などなど、
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